2018年7月26日木曜日

Today’s Report [travel] 子連れに[も]優しい、英国の美しい宿vol.8「The Parkway Hotel and Spa」


「郊外」だからこその広々とした空間で満喫する、

The Parkway Hotel and Spa」での寛ぎの時間

The Parkway Hotel and Spa (C)Marino Matsushima
大都市には多数の宿泊施設があるが、多くの場合、客室が狭く、家族連れにとってはリラックスがしづらい。そんな時、都市に泊まる予定の行程のうち一泊を郊外の宿に移すと、建物の作りにしてもスタッフの雰囲気にしてもゆったりとしたなかで息抜きできる、ということがある。

カーディフの郊外(車で30分弱)の町、クンブランの宿The Parkway(パークウェイ)もそんな宿の一つ。メイン館の前にはスペイシーなパーキング・スペースが広がり、カーディフのホテルで隣との感覚が10センチもなさそうな場所を指定され、はらはらしながら駐車したのが嘘のようだ。

Manobier Suiteの寝室の一つ。(C)Marino Matsushima
おおらかなスタッフに迎えられてチェックイン、案内されたのは2階の「Manobier Suite(マノビア・スイート)」(部屋カテゴリーは「Penthouse Suite」)。寝室2つとバスルーム、かなりの長期滞在にも対応できそうなウォークイン・クローゼットから成り、大人2名、子供2名が定員ということだが、定員6名でもいいのでは、というほど広々とした間取りだ。
ベッドサイドに用意されたシェリー酒(C)Marino Matsushima
ベッドサイドにはシェリー酒が用意され、テラスからはちょっとしたフラワーガーデンに加えて卓球台、バドミントン(もしくはバレーボール?)用のネットなどが見下ろせ、ずっと眺めていると野ウサギが何匹も現れた。
バルコニーからの眺め。ひとけがない時間帯には野ウサギも出没。(C)Marino Matsushima
ウェールズの象徴、赤いドラゴンがプリントされたマグでお茶を飲み、一息つくと家族で構内のスパへ。高級スパのなかには子連れでは入れないところもあるが、ここは宿泊客であれば屋内プールが無料で使えるとのこと。(事前に問い合わせた際、マネジャーからは「うちはファミリー歓迎の宿なんですよ」と心強い一言が添えられていた。)この日、スパの受付に座っていたのは支配人一家のマダム。「楽しんできてね」と笑顔でタオルを渡され、内部へ。ギリシャ彫刻風の装飾が施された本格的なスパだが、子供用のプールもあり、くつろいで水遊びに耽ることが出来た。 
ほどよく自然光が差し込むスパ。(C)Marino Matsushima
レセプション近くにはちょっとした土産物のショーケースも。この宿限定のテディ・ベアにはウェールズ語の名前「クッチ」と名付けられており、子供向けの”ウェールズらしいお土産”にいいかもしれない。
ボリューミーな朝食が続いていたため、子供はこの日、クレープをチョイス。(C)Marino Matsushima
宿からは元・炭鉱を元・炭鉱夫のスタッフが案内してくれる密かな人気スポット「The Big Pit National Coal Museum」や、半日では回り切れないスケールの民俗村「St Fagans National Museum of History」からもほど近く、南ウェールズ観光の起点としても便利な宿と言えるだろう。 


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